口腔内の状態は
全身の健康に影響する

口腔内の状態は全身の健康に影響する

歯周病菌が全身の病気を引き起こす原因になっていることは、ご存じの方も多いと思います。
一方、高血圧や糖尿病といった生活習慣病が、歯周病を悪化させる要因となることもあります。このように、お口の健康と身体の健康は、お互いに影響を及ぼし合っているのです。
当院では、お口の治療はもちろん、身体全体を健康にしていただき、お口の病気の予防につなげていこうと考えています。そのため、カウンセリングを通して患者さまの健康状態を把握し、適切なアドバイスを行っています。

診察室にマッサージ台を
置いている理由

疲労や病気などが原因で身体の免疫力が低下していると、せっかく歯科治療をしても、すぐに再発してしまうことがあります。当院の診察室には、お口の治療後のよい状態を持続させるため、患者さまの疲労回復を促し、免疫力を高めてもらうことを目的に、15分間ローラーでマッサージをしてくれる医療用ベッドをご用意しています。
とくに顎関節症など噛み合わせの不調は、全身の使い方と関連しています。ですからこのベッドに横になっていただき、顎の調整などをさせていただくこともあります。
身体のコンディションが整えば、歯の不調の治癒につながり、口腔が健康になれば体調もよくなるという相乗効果を実感してください。

ストレスに気づいたら
歯の痛みが消えた

歯の治療を十分にしても、なぜか歯の痛みが続くという場合もあります。これも全身的な症状の一つで、ストレスなどの心の問題が影響しています。そこでマッサージのベッドに横たわっていただき、お仕事についてのお話をお聞きしたところ、ストレスがあることを自覚され、生活スタイルを変えたことで、歯の痛みが治ったという例もあるのです。
ぜひ、心の中のことも含めて、全身の状態とお口はつながっていることを意識した生活を心がけてください。

食事の摂り方で体調が変わる

歯と食事の摂り方は、密接な関係があります。歯科医として真っ先に申し上げるのが、白い砂糖の害です。むし歯菌が酸をつくる材料に使われますし、歯周病の原因であるプラーク(歯垢)の中の菌は、砂糖をエネルギーにします。
また、口腔内の病気には、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンCなどの不足が原因にもなっており、治療後の回復を早めるためには、これらを積極的に摂る必要があります。
さらに、お肌のサプリメントとして知られるコラーゲンは、歯ぐきのハリや健康にも役立ちます。歯ぐきのコラーゲン組織がしっかり整っていないと、歯を支えることはできません。
ほかにも、乳酸菌そのものではなく、乳酸菌生成物のサプリメントが腸内環境を整えますので、歯周病や花粉症の予防・改善につながります。

効果的なサプリメントの
摂り方の
アドバイスも

このように、サプリメントはその方の状態に応じた効果的なチョイスと摂り方があります。
「何となく身体によさそうだから」「最近話題になっているサプリだから」という理由で、ただやみくもに摂取しても効果は限定的です。
当院の院長は、サプリメントや健康商品の摂取方法などを的確にアドバイスすることができる、サプリメントアドバイザーの資格を持っています。主に歯科の観点から、口腔環境の改善により効果的なサプリメントの摂取方法をアドバイスすることが可能です。